今日は、ボランティアグループ「市民学芸員」の定例ミーティングがありました。
このところのミーティングの盛り上がりには、担当としてもワクワクしたり、たじたじとなったり、息の抜けない良い緊張が続いているのですが、先月は「スキルアップのための研修をやって欲しい」とのリクエストをいただきました。
そこで、まずはすぐに出来る事からと、ミーティングの後に常設展示の解説を聞いてもらう事にしました。
以前、全体を流して見た事はあるので、今度はより深く、1分野に限って、その分野の担当による解説です。
考古分野だけの解説でしたが、やや端折りつつ、40分ほどかかりました。
やってみると、これがなかなか面白い。端で聞いている私も専門外なので、結構勉強になります(覚えていられるかは別にして)。
考えてみれば、余程強い要望がなければ、1分野だけでこんなに長く解説はしません。普通の展示解説でこれ程の情報を押し付けられたら、展示室を全部見終わる頃にはヘトヘトになってしまうでしょう。ピンポイントで「深く」やってみる事で「必要な情報をどう展示するか」を考える効果もあり、
参加された皆さんも、新鮮な経験だったのではないでしょうか。
私もすっかりこれに味をしめたので(?)これからも機会を見て、同じような試みを続けていこうと思います。(学芸班 木村)