寒い日が続き、通勤途中に鳥以外の動物の姿を見ることはなくなりました。
でも時折、朝の斜めの光に照らされて、細いクモの糸が揺らめいている事があります。冬の最中でも、寒さが緩んだ日には活動しているクモがいる証拠です。
糸の行方を追っても、なかなかその主にたどりつけないので、越冬していそうな場所を直接覗く事にしました。一番手頃なのは、博物館敷地内の木につけてある樹名板の裏です。
3種は同じ樹名板にいました。まだ幼体なので、捕まえても種名の確定はムリでしょう。このままそっとしておく事にします。
まわりの白いものは、恐らくアリグモやフクログモ類が越冬している繭状の袋です。
思いの外、色々な種類に出会えました。このまま無事に冬を越してほしいものです。(学芸班 木村)