相模原のヒバリは・・

今日は午後、環境情報センターで自然環境観察員の調査結果を考察するワークショップがありました。今年度の全体調査テーマはヒバリ。昨年の春から初夏にかけて、鳴き声の聞こえた場所やその環境などを記録していただいた結果を見ながら、考察をします。

平成15年度と20年度に行われた調査と、傾向としては同じであることや、畑など農地の多い場所、河川のある場所で多く鳴き声が記録されています。そして、人口密集地や市街地では記録されていないこと、特に小田急線沿線は記録が少ないことが注目されました。
相模原市の鳥としてシンボル化されているヒバリですが、市内でも分布傾向に顕著な特徴があることが明らかになりました。さらに、ヒバリと同じように自然環境観察員の調査で行われている、ある植物と分布傾向が酷似していることもわかりました。さてその植物は・・。これは、この考察を整理して掲載される年次報告書が刊行されてからのお楽しみです。
(生物担当学芸員 秋山)

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