今日は市民学芸員の月例ミーティング。ひととおりの連絡事項等を済ませた後、時間があるので先月から始めた「分野担当者による展示解説」。
今回は地質担当学芸員が、常設展示の解説をしました。
まずはマンモスの頭骨の前で。ここで地質年代のスケール感や考古学との違いなど、基本的なイメージを掴んで先へ…
普段「よくわからない」と、素通りしがちな地層剥ぎ取り標本の前で。皆さん食いいるように説明を聞いています。あまりに反応が良いので、予定時間を少しオーバーして、1時間近い解説となりました。
実はこれでも地質のコーナー「台地の生い立ち」を半分説明できたかどうかです。門外漢である私にとっても「勉強になるな〜」という経験でしたが、コーナーが持つ潜在的な情報量の多さに、改めて気づかされました。それをどう見せるか、工夫次第で今までとは全く違う展示になる可能性があります。展示というのは本当に奥が深いと思います。
展示解説の後は、メンバーが見つけた「トキ」の紙芝居の実演。「チャレンジ体験」の時に「朱鷺色」の話をしていた方ががいて、その関連です。いやー、本当に勉強熱心です。
ボランティアの皆さんからの要望で始めたミニ研修ですが、確かにモチベーションが高まり、知識の幅が広がる事が感じられました。これからも皆さんの熱意に負けないよう頑張らなくては、と思いました。(学芸班 木村)