今日は市内の大野台中央小学校の3年生のみなさんが、昨秋取り組んだカイコの飼育について学習のまとめをするというので伺いました。私は飼い始めの時に授業に行き、繭人形をつくる時にも1度、伺いました。なので3年生のみなさんとも顔なじみ。学習発表をそっと後ろから聴くつもりで行ったら、3年生全員が集まってくれていて、みなさんからたくさんのお礼の言葉や感想をいただきました。大感激!
いや、お礼を言わなければいけないのはこちらの方で、カイコをかわいがって一所懸命育ててくれて、しかもすばらしい学習成果にまとめてくれました。
カイコを飼う上で私が一番理解してほしいことは、カイコを飼うということが「農作業」であり、農作業とは「命に責任を持つ仕事」ということです。それがしっかりと頭に入っていてくれたようです。
最後には、3年3組のみなさんからたくさんの成果をいただきました。
これは、この5月くらいからまた始まるカイコの飼育展示の時に、一緒に展示したいと思います。カイコを飼うことで気付いたこと、わかったこと、繭になったら中身を殺してしまうことへの迷いなどが正直に綴られています。3年生の学習段階ではちょっと難しいかな、と思っていたこともしっかりと受け止めてくれていて、本当に驚きました。
カイコってすごい!大野台中央小3年生のみなさんから、改めて教わりました。ありがとうございます!
(生物担当学芸員 秋山)