解剖好きがこんなに?

今日は実習実験室で、このところ活発になっている動物の冷凍標本の処理を行っています。なんだか人数がいつになく多い!

春休みということで、仮はく製づくりや解剖が好きな高校生が集まっているためです。このところ月に何度かこうした日があるのですが、作業の中心を担ってくれているS氏をとりまいてにぎやかにやっているので、最近は自ら「チームS」などと名乗っています。
当館の秋のイベント「学びの収穫祭」の常連でもある光明学園相模原高校理科研究部のメンバーも来ています。

何度も来ている高校生たちがつくったフラットスキン。だいぶうまくなってきました。

こんなに若者たちが集まるなら、こうした活動を進めるボラティアグループを立ち上げようかなあ、などとまた策略がむくむくと頭をもたげてきました。何しろ、博物館から一番足が遠ざかるのがこの年代ですから。
それはともかく、どうしてもニオイが出るのと、見た目が決して気持ちのいいものではないので、入り口にはいつものようにこんな看板を出しておきます。

ちょっと物々しいのですが、これもなんだか演出効果があり、中にいる人たちは怪しげなヒミツ組織のような気分で嬉々として作業しています。
(生物担当学芸員 秋山)

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