今日は緑区の藤野・津久井方面へ春の植物の開花状況を調査してきました。もう春爛漫、絵的に十分インパクトがあるので、余計な解説は省いて写真を並べます!
まずは、ヒナスミレ。こぢんまりとまとまるスミレですが、なぜか華やかな印象があります。
続いて、アブラチャン。いつもこの花と冬芽の組み合わせを見ると、ポンポンを持ったチアリーダー、もしくはポケモンのロゼリアを思い出します。
そして、ヤマエンゴサク。ケシ科特有の妖しさを秘めています。
本日のメインはやっぱり、女王カタクリ。自然分布の自生地の個体です。
カントウミヤマカタバミです。道ばたのカタバミと葉っぱは似ていますが、なんとも清楚な花が咲く山野草です。
そして、超レアな希少種、ヒメフタバラン。今年も元気にたくさん咲いていました。
大雪と1月2月の低温の影響で全体的に花が遅めと思いきや、カタクリはほぼ例年どおりで、ピークを過ぎつつありました。北向き斜面に多いので一番影響を受けそうなのに、不思議ですね。
いよいよ春が加速して通り過ぎようとしています。
(生物担当学芸員 秋山)