小倉山のイボタガ

今日は緑区の小倉山へ植生調査に行きました。2月大雪の爪痕が残り、登山道がところどころ崩落しています。

調査地には特徴的な照葉樹林がわずかに残っています。林立する巨樹に巻き付く壮大なつる植物にはいつも圧倒されます。今回は、存在感がありすぎるサルナシを発見しました。

ちょうど新緑が芽吹いたばかりで、ヤブムラサキの芽生えが、なんだかただの葉っぱとは思えない趣で枝先を飾っていました。

さて、今回、調査の目的外でしたが、嬉しいものを見ました。イボタガです。

識別、分類の難しい蛾類の中で、比較的わかりやすいガです。なんて美しい翅模様!想像を絶する自然の造形美ですね!
(生物担当学芸員 秋山)

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