閉館間際の博物館特別展示室脇で、若者がなにやら展示ケースに頭を突っ込んで作業をしています。
展示しているのはこのようなもの。あ、昆虫標本か!
いやいや、よく見てください!と言ってもわかりませんよね。じつはこれ、紙でできているんです!こちらはもうちょっと紙の質感も出ているかな・・
こちらはちょっとペーパークラフトのテイストを強くした作品。それにしても、リアルなことに変わりありません。
この展示のタイトルは「究極のカブト・クワガタ 中島波樹がつくる紙の生きものたち1」というものです。ここに展示されている甲虫たちはすべて、市内在住の若い造形作家、中島波樹さんによる造形作品なのです。とにかくリアル!展示ケース1つだけのほんとうに小さな展示ですが、ケースの中は「波樹ワールド」全開です!
どれだけすごい作品なのかは、ぜひ実物をご覧ください。展示は6月29日(日)までです。じつは中島さんは、恐竜などほかの生きものも得意だとか・・。その2、その3と続くといいですね!
(生物担当学芸員 秋山)