一年で一番華やかな春の森

今日は恒例の「博物館のまわりのミニ観察会」です。博物館お隣の樹林地が一年で一番華やかな季節ということで、今回はとにかくじっくりと春の花を観察しました。

遊歩道沿いにフデリンドウを観察。季節の良さもあって、今日は20人近い方にご参加いただきました。

途中、花だけではお子さんたちが満足しないかな・・と思っていたら、参加者のお一人が地面をもぞもぞと動くものを発見!アカスジキンカメムシの幼虫でした。透明の入れ物に入れてじっくり観察。「人の顔みたいな模様」「かわいいよ」いろんな声が飛び交います。

最後は地べたにはいつくばって咲くキランソウを観察。

「この花の別名は・・地獄の釜のフタです・・この花をガバッと抜き取ると、地獄のフタあいちゃうんだよ~!」

「ウソだよねぇ、おじさん!」

ちょっと不安げなお子さんの問いかけに

「おじさんはやったことはないからねー、試してごらん、写真撮って上げるから」

「やだっ!」

そんなやりとりをしつつ、楽しい観察会となりました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

(生物担当学芸員 秋山)

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