今日は岐阜県美濃加茂市の、美濃加茂市民ミュージアムで開催中の「里山のオカイコサマ展」のイベント「まるわかり!カイコ1 生きものカイコ」に講師としてお呼ばれしてきました。
とその前に、同ミュージアムが小学生と中学1年生を対象として年間とおしたクラブとして運営している「フォレスタクラブ」に参加しました。午前中、真綿づくりや敷地内に復元されている古民家の「まゆの家」でのワークショップなどを行うということで、早朝に相模原を出発しての参加でした。
カイコにかぶりつきで見入る参加者の子どもたち。いいですね、夢中で観察する子どもたちの頭を見ていると、とても幸せな気持ちになります。
真綿づくりを、ボランティアのみなさんからマンツーマンでおそわります。愛情あふれるボランティアのみなさんの指導に、子どもたちも集中して取り組んでいます。
あっという間に、球繭を上手に広げられるようになっていました。
そして午後は私の出番です。まゆの家で、お座敷でのアットホームな講義は、生きものとしてのカイコの不思議やすばらしさ、かわいらしさ、そしてカイコのこれからの利用などについてお話ししました。
たまたま、カイコを自由研究の題材にしようと考えていて、今朝、この講座を知って飛び入り参加してくれた親子もいました。熱心に質問もしてくれて、とても密度の濃い時間となりました。
カイコという共通項をとおして地域を見ると、同じところ、似たところ、そしてまるで違う言葉の使い方などもあり、私もたいへん勉強になりました。
(生物担当学芸員 秋山)