おじさんは山へクワを刈りに・・

今年は本格的な梅雨前線が北上してくる前に、カイコへの給桑のピークが過ぎようとしていてホッとしています。と言いつつまだぜんぜん過ぎていなくて、ほんとうにすごい勢いで食べるカイコたち。彼らを前に、もしこれが梅雨の長雨の最中だったらと思うと、おそろしくなります(実際、そういう年も必ずあるのですが・・)。

今日はいつも行っている谷戸まで足を伸ばして、クワをとってきました。もう、ちょっと道ばたに生えているクワをいただいて・・という量では済まなくなっているので、ドサッとひとかかえとれるところまで出張してきたというわけです。

ここ数日の日照で、イネも元気に育っていました。

ところで、とってきたクワをカイコにあげていたら、こんなのがいました。

クワコの若齢幼虫です。カイコの原種にもっとも近い野生の蛾と言われています。今はほかの多くのイモムシ同様、鳥のフンに擬態しています。ところが終齢幼虫になると・・このブログページのトップ写真の一つにもあるとおりです。これについてはいろいろとネタがありますので、クワコもこれから育てて少しずつご紹介していきたいと思います。

(生物担当学芸員 秋山)

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