木の幹についてるこれは何?

joroueggs1
これ、何だかわかりますか?
答えは、ジョロウグモの卵のう(卵嚢)です。
卵のうというのは糸をつづった袋のようなもので、クモ類は皆、こうして卵を保護します。ジョロウグモの場合、中に入っている卵の数は多いものでは1000個を超えます。
子グモは5~6月頃に卵のうを出ます。そして秋に成体になり、10~11月頃に産卵します。
さて、この写真は博物館の正面玄関前の木立で撮影したものですが、気を付けてみるとちらほらと、木の幹に卵のうがついています。私は8個見つけました。今度博物館に来たら、ぜひ、探してみてください。そして8個以上あったら、どこにあったか、教えてください。(学芸班 木村)
下の写真は、作りそこなった卵のう。卵が見えています。
joroueggs2
ジョロウグモメス成体
joroufem

カテゴリー: おしらせ パーマリンク