今朝の通勤途中、特徴的な円網を発見。
ヨコ糸が張られていないエリアがあり、網の中心部から外に向かって、網の面から離れる方向に糸が一本。
網の主はこれ。
ビジョオニグモの幼体(たぶんメス)です。生体の体長は、メス8-10mm、オス5-6mm、腹部の腹側が、独特の美しい緑色をしたクモです。生体出現期は8-10月。言ってみれば「秋のクモ」。写真の個体はだ体長3-4mmほどでした。
よく似た種にアオオニグモがいます。網の形も、見た目もそっくり(腹部の斑紋がちょっと違います)。ただし、その生体出現期は5-7月。どちらかというと「春のクモ」です。そっくりな2種が、あたかも季節を棲み分けているようです。本当のところはどうなのでしょう。
それにしても、青鬼と美女。名前は随分違いますね。(学芸班 木村)