カワラノギクのための汗

今日午前中、絶滅危惧種カワラノギクの保全圃場がある相模川の神沢河原へ行ってきました。今回は調査ではなく、作業です。去年夏から手を入れてなかったので、圃場内のネムノキやアカメガシワ、テリハノイバラが伸び放題。

今日は人手がちょっと少なく3人でした。なので、上記の低木とイタドリなど大きめの草本を除去するのが精一杯。アフターの写真ですが・・

あんまり変わっていない!と思われるかもしれません。というのも、無数の小さなコセンダングサはまたの機会としたからです。なにせ、曇っているとはいえ、1時間半ほどの作業で来ていたシャツがびっしょりになるくらいの汗をかきました。これ以上続けるとバテてしまいそうということで、とりあえず、今年咲くシュートの日照を確保しました。

地を這うヒメハギは、なんだかとる気になれず、そのままに。ちょっと不公平とは思いますが・・。

こうして大汗をかいて草抜きをしても、大雨や台風で上流のダムが放水して冠水すれば、きれいさっぱり洗い流されてしまいます。そんな時はあらためて、川の流れのパワーを実感します。さて今年はそんなフラッシュアウトがあるのでしょうか?
(生物担当学芸員 秋山)

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