太陽望遠鏡保守点検

本日、太陽望遠鏡の駆動部の注油や光軸系の調整などの保守点検を実施しました。故障せずに安定して観察するためには不可欠な作業です。
望遠鏡の絞りとピント微調整により、よりシャープに鮮明な映像をご覧いただけるようになりました。また、屋上で風雨にさらされて汚れていた鏡筒部分も掃除してもらい、水あかも落ちてすっきりきれいになりました。
太陽望遠鏡保守点検
あっ、そうそう・・・望遠鏡の筒の中にこんなものもありました。
太陽望遠鏡内の巣?
ここに棲みつこうとして、鳥がせっせと運び込んだようです。
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太陽望遠鏡をご紹介します。
当館の太陽望遠鏡は、外観は大きな1本の筒ですが、実はこの筒の中に4本の望遠鏡とテレビカメラを同架しており、これらの望遠鏡でとらえた太陽の姿を天文展示室内にある円形テーブルスクリーンなどでビデオ映像でご覧いただけるようになっています。
太陽望遠鏡
円形テーブルスクリーン 円形テーブルスクリーン
★4本の望遠鏡
  ○白色光の全体像と拡大像
     …太陽の表層部分(光球)に見られる黒点、白斑などの現象を観察できます。
  ○Hα(エイチ・アルファ)の全体像と拡大像
     …光球を覆う薄い層(彩層)に見られるフレア、プロミネンスなどの現象を観察できます。
また、天文展示室の屋上に設置されているため、望遠鏡を稼働しているときに、もしも雨が降ってきた場合、センサーで感知して自動的に望遠鏡のふたを閉めるドームレス望遠鏡となっています。
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今年は、5月21日(月)の金環日食や6月6日(水)の金星の太陽面通過などの天文現象が注目されていますし、また、先日3日7日に発生した大規模なフレア(太陽表面で起きる爆発現象)に伴い、磁気嵐が発生し、短波を使う通信や放送に一時的に支障をきたしたことなどが報告されており、今後、ますます太陽の話題から目が離せません。
いま太陽がおもしろい
活動が活発化しているのか?なぞめいた太陽については、4月1日(日)から投影が始まるプラネタリウム新番組「いま太陽がおもしろい」でご紹介しますので、楽しみにしてください。
(天文担当 有本)

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