8月24日は、さがみはら宇宙の日「あかつきトークライブ」でした。
毎偶数月に、金星探査機「あかつき」チームの皆さんと一緒に、2015年に金星周回軌道再投入を目指している「あかつき」について、そのミッションを振り返り、応援をする企画です。
今回の講師は、JAXA宇宙科学研究所助教の山﨑敦さんです。
山﨑助教は「あかつき」に搭載された紫外イメージャ(UltraViolet Imager:UVI)の担当者です。今回は、「紫外線での惑星観測~色のなりたち~」との表題で講演頂きましたが、参加者の方に質問を投げかけつつ、紫外線の話に赤外線や光の三原色の話等を交えつつ、面白おかしくお話下さいました。
講義の後は記念撮影です。
いつもの定番の撮影を行った後に、今回はこんな風にも撮ってみました。
普段は体験できない撮影体験に、参加者の皆さん満足そうでした。
休憩を挟んで実験です。
懐中電灯や蛍光灯に赤、緑、青のセロファン紙をつけて、先程の講義でも説明のあった、光の三原色の実験です。赤と緑が重なると黄色に、緑と青が重なると水色に、青と赤が重なると紫色に、そして赤、青、緑が重なると白色になるはずです。参加者の方が、各々、画面に色を重ねていきます。画像では充分に伝えきれませんが、黄色、水色、紫色、白色が浮かび上がり、ため息や歓声が起こりました。
実験終了後は、希望者でのお茶会です。参加者同士、山﨑助教を交えて話は尽きませんでしたが、本日は午後からの開催のため、閉館の時刻も徐々に迫ってきます。閉館20分前、皆さん、いっせいに片付けに入ります。つい先程まで並んでいた机や椅子等があっという間に片付いてしまいました。いつもご協力ありがとうございます。小人数ですと結構大変ですが、助かりました。
次回、「さがみはら宇宙の日『あかつき』トークライブ」は10月5日(日)午前10時からの予定です。
また、9月のさがみはら宇宙の日は、9月23日(火・ 祝)午後2時から3時30分、タイトルは「彗星と小惑星」で、講師は当館の天文担当学芸員 山田陽志郎です。10月20日に火星への大接近が見込まれるサイディング・スプリング彗星や、小惑星1999 JU3に向けて今年末に打上げ予定の「はやぶさ2」を中心に、彗星と小惑星に関する最近の話題について解説する予定です。(天文担当 有田)