このブログでも時々紹介しているオオヒメグモ。家の周りや街中、公園、林の中、どこにでもいる種ですが、実はその網には結構すごい仕掛けがあります。
こんな感じの網、結構身近に見かけませんか?
そして、糸が壁(この写真では黒い金属柵)についている部分をアップにすると…
粘球が並んでいます。
実はこの部分に秘密があって、獲物がこれに触れると、糸が壁からはずれ、粘球がくっつくようになっているのです。
試しにピンセットで触れると、このとおり、ぴたりとくっつきます。
弾力があるので、1本目をつけたあとに糸を引っ張っても切れもせず、あっという間に2本目がついてしまいました。
この仕掛けで、手ごわいアリも、難なく絡めとってエサにしてしまいます。
今度この網をみかけたら、ぜひ観察してみてください。(学芸班 木村)