三浦海岸を歩く

今日は休館日。休みを利用して、5年ほど前から気になって探している植物を求めて三浦海岸を歩きました。
時折雨がぱらつく不安定なお天気でしたが、湿度の高い風がなんとなく心地よい秋の海辺です。

内陸の相模原では見られない海浜性の植物が目立ちます。ハマエンドウです。

この花の深い青がとても好きです。
そして、ハマカンゾウ。常時吹きすさぶ強風をものともせずに咲いています。海をバックに・・。

こちらは海浜性の植物ではありませんが、イガオナモミです。

今、この外来植物が三浦の海岸を席巻しています。相模原でもよく見られるオオオナモミとの違いはこれ。

ご丁寧に、トゲにまた細かいトゲがびっしり。念入りですね。
このほかにも、特定外来生物にも指定されているアレチウリもはびっこっていて、ちょっと落ち着かなくなる風景でした。それが影響しているかどうかわかりませんが、探していた絶滅危惧植物の方はさっぱり影も形もありません。やっぱり消滅してしまったのでしょうか。
なんとなくすっきりしない心持ちで帰途につきました。
(生物担当学芸員 秋山)

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