博物館には、相模原市由来のいくつかの山野草が植えられています。どれも、いわゆる絶滅危惧植物と呼ばれるもので、野生での絶滅危険性の分散という意味があります。
そのひとつ、カザグルマ(山野草と言っても、カザグルマはつる性木本ですが)。
園芸植物として絶大な人気を誇るクレマチスの原種として知られています。
県内で現在知られている自生地4カ所のうち、3カ所が相模原市内にあります。
博物館に植えられているのは、このうちの1カ所から挿し木で増やしたものです。
毎年ゴールデンウィーク頃に開花します。今年も順調に花芽がのびてきました。
10日前のつぼみはまだ、毛むくじゃらで葉っぱものびかけ。
今日撮影したものは、もうだいぶつぼみがふくらんできています。
今年は少し開花が遅れそうです。おそらく、ゴールデンウィーク後半に開花するのではないでしょうか。
花が咲いたら、またこのブログでご紹介します。
(生物担当学芸員 秋山)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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