カザグルマ

博物館には、相模原市由来のいくつかの山野草が植えられています。どれも、いわゆる絶滅危惧植物と呼ばれるもので、野生での絶滅危険性の分散という意味があります。
そのひとつ、カザグルマ(山野草と言っても、カザグルマはつる性木本ですが)。
園芸植物として絶大な人気を誇るクレマチスの原種として知られています。
県内で現在知られている自生地4カ所のうち、3カ所が相模原市内にあります。
博物館に植えられているのは、このうちの1カ所から挿し木で増やしたものです。
毎年ゴールデンウィーク頃に開花します。今年も順調に花芽がのびてきました。
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10日前のつぼみはまだ、毛むくじゃらで葉っぱものびかけ。
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今日撮影したものは、もうだいぶつぼみがふくらんできています。
今年は少し開花が遅れそうです。おそらく、ゴールデンウィーク後半に開花するのではないでしょうか。
花が咲いたら、またこのブログでご紹介します。
(生物担当学芸員 秋山)

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