先週、ウィークデーにお休みをいただき、奄美大島へ生きもの探しの旅に出ておりました。博物館をしばらくの間留守にして、今朝出勤してみると・・企画情報班の職員がとんでもないことを教えてくれました。
なんと、公用車駐車場のフェンスに絡みつけておいたカザグルマが開花しているというのです。見に行くと、見事に1輪、剣咲き(花弁状の萼の先端が鋭く尖るタイプ)の花が開き、台風による大雨を剣先に滴らせていました。
クレマチスやカザグルマを栽培していると時々あるようで、二番花としての夏咲き、秋咲きなどはカザグルマの潜在的な性質の一つのようです。しかし、博物館で栽培している株では秋咲きはおそらく初めてだと思います。
なんだかちょっと得した気分になりました。
(生物担当学芸員 秋山)