今日は南区の谷口台小学校へお邪魔しました。今、「学校へ行こう週間」ということで地域や保護者のみなさんに学校の活動を見ていただこうという期間でしたが、そんな中で、PTAのみなさんが素敵な企画を立ち上げてくれました。
今年5月~6月に当館で開催した「松橋利光写真展 相模原の生きもの、見つけた!」の展示パネルの中から抜粋した20点弱を、教室の1室を使って展示してくれたのです。
訪ねた時間が授業中だったため生徒さんたちの姿はありませんが、PTAのスタッフのみなさんが生きものの折り紙をたくさん作っていました。これも展示のひとつです。こんなふうに、展示といってもパネルを飾るだけではありません。写真を見ればわかるクイズがあって、全問正解した人には生きものマスター認定証がもらえます。
これが大人気だそうで、何度も挑戦に来る子が多いとか。
さらに、松橋さんの著書もたくさん集めてくださいました。
写真パネルの人気投票!やっぱりカブトムシが人気!
松橋さんへのメッセージカードも!松橋さんも喜ぶだろうなあ。
保護者のみなさんならではのアイデアや配慮が行き届いていて、とてもよい企画でした。博物館で製作したパネルも有効利用できたし、何より、松橋利光さんという相模原出身の生きものカメラマンが、身近な場所で撮ったたくさんの作品を、子どもたちに知ってもらえることもすばらしいことです。
学校ではこんな企画ができる、という参考例として活用させていただき、ほかの学校へも広めたいと思いました。
(生物担当学芸員 秋山)