博物館の駐車場の地面も落ち葉の色でだいぶ賑やかになっています。サクラの木の下は黄色い絨毯が敷き詰められたようです。
でも、やっぱり目立つのは、深い赤で木の幹を染める、ツタの紅葉です。ほかの落葉樹よりも早く紅葉するつる性木本。
まるで紅葉が木の幹を駆け上っているようです。
でも、紅葉は上の方の葉から順次染まっていくので、正確には駆け下りるのかな?なんかピンときませんね。
どっちでもいいや!ツタ(ブドウ科)やウルシ科の樹木は、ほかの落葉樹と比べると早く紅葉します。
一方、古い建物の壁などを覆うキヅタはウコギ科の常緑つる性植物なので、いつまで待っても紅葉することはありません。
(生物担当学芸員 秋山)