今日、太陽に大きな黒点が現れていました。
日食メガネで観察してみると、肉眼でも分かるほどでした。
博物館の太陽望遠鏡で拡大した映像では、複数の黒点が群となって、見かけ上、大きな黒点となっていました。一番小さな黒点でも、地球1個分ほどの大きさです。
(白色光像)
真っ黒な“暗部”と、その周りに見られる少し黒っぽい“半暗部”がはっきりと確認できます。
また、彩層(太陽の大気にあたる部分)をHα(エイチ・アルファ)という赤い光だけを通す特殊なフィルターを着けた望遠鏡で見ると、
(Hα像)
フレアという爆発現象が刻々と変化する様子を確認することができました。
当館の太陽望遠鏡でとらえた太陽のすがたは、天文展示室にある大型の円形テーブルスクリーンに映し出しています。
また、同じ映像をインターネットでライブ配信sagapon tvしています。
(開館日の午前9時ごろから午後5時ごろまで)
晴天であればライブ映像を、雨天曇天時は過去に録画した映像です。
ぜひ、ご覧ください。
しばらくの間は太陽の活発な様子が見られることでしょう。
(天文担当 有本)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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