平日からスタートする企画展示は珍しいのですが、それは学習資料展という、学校利用を前提としてつくられた展示だからです。本日、オープンしました!
毎年恒例の学習資料展では対象となる学年の想定が決まっているため、毎年おなじみの資料が登場することも多いのですが・・今年、入ってすぐのコーナーに設置された戦時中の民家の模型は、新作です!なんと、市民学芸員による手作り!
ハッキリ言って、プロの技です。
展示室の奥側には、「ながさき戦争・原爆被災展」。これは、核兵器廃絶平和都市宣言30周年記念事業2014市民平和のつどいの一環として開催している展示です。
犠牲者が着用していた背広や、原爆炸裂の瞬間の時刻で止まっている時計など、実物資料や被災状況の写真が展示されています。重厚なテーマの展示ですが、来年、戦後70年となるのを機に、改めて平和と核兵器廃絶について正面から向き合うためにも、ぜひご覧いただきたいものです。学習資料展もこれに合わせて、戦時中の暮らしについて扱っています。冷たい雨の降る中ですが、早速、今朝からたくさんの小学生たちが学習観覧に訪れています。
ながさき原爆展は2月1日まで。学習資料展は3月8日までとなります。
(生物担当学芸員 秋山)