今日は、2012年の2つめの“金”がつく天文現象が見られました。
“金”星の太陽面通過です。(ちなみに、1つめは5月21日の“金”環日食です。)
台風の影響で、降り続いた雨は10時ごろにあがり、刻々と変化する流れの速い雲越しに太陽のすがたを確認できるようになった10時30分ごろから、第3接触の13:30すぎごろまで、太陽面を横切っていく金星のようすを雲間に見ることができました。
当館では、『金星の太陽面通過を観察するつどい』の開催と、太陽望遠鏡がとらえた映像をインターネットでのライブ配信(sagapon tv)を行いました。
博物館玄関前にて、日食グラスにて観察(一時は青空も、、、)
視力(1.0以上)のよい人は、日食グラスを使って肉眼で金星を確認できました。
曇ったとき用に、天体観測室の前室にノートPCを設置し、他館のライブ映像を視聴。
博物館天文クラブの方たちは観測テラスで写真撮影。
この曇り空で、よく粘りました。。
第3接触間際に、雲が切れて一気に光が差し込み、つどいの参加者一同から「うわぁ~っ!」と歓声が沸き上がりました。それにしても、すし詰め状態ですね(^_^;)
太陽投影板に映し出された太陽と、その縁にかかる金星(うっすらと黒いちっちゃな点)
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sagapon tv の視聴者数は、配信開始の7時ごろから14時ごろまでで約6,700件。
つどいの参加者は、11時ごろから増えはじめて最終的には96人。中には数時間滞在された方もいらっしゃいました。
ご協力いただいた博物館天文クラブの皆さん、つどいの運営、観測お疲れさまでした。
金環日食のときといい、今回といい、ハラハラドキドキとさせられるお天気に、右往左往でした。
次なる“金”は、8月14日未明に起こる金星食です。
これまた、見応えのある天体ショーですので、楽しみにしてください。詳しい情報は、博物館のホームページ「8月の星空」にてお知らせする予定です。
(天文担当:有本)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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