花粉症と言えば、スギ花粉症がメジャーです。でも、今も目鼻がぐじゅぐじゅされている方、まわりにけっこういらっしゃいませんか?
アレルゲンが「イネ科」と漠然と認識されていることが多いのですが、その主犯のひとつがこれ、ネズミムギです。
もともと、牧草として導入されて、今は全国的な強勢雑草として広まっています。空地、駐車場、道路脇、河原、庭…日当たりさえ良ければ、あらゆる場所に生えます。
今日はこの植物がたくさん生えている場所へ調査に行きました。じつは私もご多分に漏れず、イネ科に反応する花粉症です。しっかり葯(上の写真の、黄色い部分)から花粉を飛ばしていて、事前に準備よく抗アレルギー剤を服用していったにもかかわらず、目も鼻もぐじゅぐじゅになりました。
もちろん、ほかにもカモガヤなど、この時期にたくさんの花粉を飛ばすイネ科の植物があります。この件については、近々、博物館のHPコンテンツ「博物館の窓」でご紹介いたします。
(生物担当学芸員 秋山)
リンク
プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
-
最新記事
アーカイブ
カテゴリー
QRコード
タグ
企画展 (99) カイコ (92) クモ (78) 地質 (65) 歴史 (57) 講座 (46) JAXA (44) プラネタリウム (44) はやぶさ2 (41) ミニ展示 (38) 観察会 (37) 市民学芸員 (35) 星空情報 (32) フデリンドウ (28) 講演会 (28) 野外調査 (26) ふるさといろはかるた (26) 尾崎咢堂 (25) 実習生 (25) 吉野宿ふじや (24) 尾崎行雄 (24) 学びの収穫祭 (21) ジョロウグモ (20) 昆虫 (19) キアシドクガ (18) 紅葉 (17) エナガ (17) はやぶさ (17) 絶滅危惧種 (16) 尾崎咢堂記念館 (16) 考古 (16) 大河ドラマ (16) ワークショップ (16) 外来種 (14) 学習資料展 (13) 民俗 (13) 石 (12) カワラノギク (12) クワコ (12) ミズキ (11) 臨時休館 (11) がろあむし (11) 雨 (10) 冬鳥 (10) 脱皮 (10) キビタキ (10) 舘野鴻 (10) 徳川家康 (10) どうする家康 (10) 相模川 (9) メジロ (9) 展示解説 (9) 実習 (9) ヒレンジャク (9) 出張授業 (9) 議会政治の父 (8) 和田義盛 (8) カラスウリ (8) 自然観察会 (8) 相模原ふるさといろはかるた (8) ゲンジボタル (8) カントウタンポポ (8) カザグルマ (8) 探鳥会 (8) 羽化 (8) 幼体 (8) ボランティア (8) クイズラリー (8) 徳川四天王 (7) 麻布大学いのちの博物館 (7) 憲政の神様 (7) 横山党 (7) ヌルデ (7) クサギ (7) コブシ (7) クリスマスリース (7) 冬芽 (7) カメムシ (7) アブラゼミ (7) セミ (7) スタンプラリー (7) 眠 (7) カルガモ (6) エビネ (6) 特定外来生物 (6) 生物分野 (6) ヤマユリ (6) 繭 (6) 擬態 (6) 津久井城 (6) 雪虫 (6) 抜け殻 (6) 特別公開 (6) センサーカメラ (6) 休館日 (6) ビロードツリアブ (6) 蔟 (6)メタ情報