今日は休館日。
でも、カイコは休んではくれません。今日もモリモリと食べ続けています。
とはいえ、ふ化して4日目。給桑をはじめて3日目です。もう、眠に入り、脱皮の準備をしている個体もいます。下の写真のように、頭を持ち上げてじっとしているのが眠に入った個体です。それにしても、まだ脱皮もしていないのに、なんだか色や形もいっちょまえのカイコになってきました。
眠とは、脱皮前に餌を食べず、動かなくなる期間のことを言います。体の内側に新しい上皮ができているので、あまり刺激をしないようにします。眠の期間は齢によりますが、1日から1日半くらいです。
今日中にはほとんど個体が眠に入り、明日には脱皮、2齢になるでしょう。
そうそう、博物館では今日、エントランスから探査機「のぞみ」の実物大模型が運び出されています。存在感があったので、なくなってしまうと寂しいですね。9月の帰還が待ち遠しいです。
(生物担当学芸員 秋山)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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