今日は県立相模原公園研修室で行われた丹沢環境学習セミナーで講師を務めてきました。
県内で環境学習の講師やリーダーを務めるみなさんへ、神奈川県の野鳥の生息記録から見たその特色、そしてバードウォッチングを自然観察に取り入れる方法と実践例などを、講義と実習を交えてお伝えする講習です。
午前中に室内講義。午後はお隣の横浜市水道局相模原沈殿池で実習です。風は冷たかったけど、お天気がよくて絶好の野外活動日和でした。
実習の一つ。カモの塗り絵をクレヨンで描いてもらい、それを嘴や頭部などバラバラに分けて、再構成するプログラムです。力を合わせてグループごとに絵を完成。
じつは、このグループ分けや、絵の描き方、切り分け方など、一つ一つの進行に、自然観察会としての工夫が隠されています。
今日はそういう一つ一つのスキルを受講者が持ち帰り、それぞれに自然観察会に役立ててもらうのが目的です。
みなさん、笑顔を絶やさずに取り組んでくれて、まずは自然観察の「楽しさ」が伝わったようです。私も受講者のみなさんのアイデアに感心したり勉強になったり。実りの多い講習となりました。
(生物担当学芸員 秋山)