2月10日、晴れ。
今日は小田急線東海大学前駅の近くの大根川と厚木駅の近くの相模川へ、石器石材研究用の試料採集に行きました。昨年7月にも秦野市の水無川へ試料採取に行きましたが、石器に使われていた岩石とは違うようなので、再度採集に行きました。
大根川は両岸が護岸されていますが、河床に礫や砂が堆積している場所もあります。
目的は砂岩礫なのですが、見つからず。その代わり、縄文時代から古代までのいろいろな時代の土器のかけらを見つけました。出所が不明なので採集はしていません。
大根川では目的の砂岩が見つからなかったので、相模川へ移動しました。
砂岩礫はたくさんあるのですが、どれでも良いという訳ではありません。調べようとしている石器と同じようなものは意外と少なく、なかなか見つかりませんでした。それでも4人で1時間ほど探して、10個ほどを採集することができました。採集した礫は、実験や顕微鏡観察を行います。結果は論文等で報告した後、紹介できればと思います。
(地質担当学芸員 河尻)