公園の池にカイツブリ

通勤途中で時々寄り道する公園にちょっとした池があります…もともと大きな沼地だったところを埋め立てて作った場所なので「ちょっとした」なんていうと罰が当たりそうですが…それはとにかく、その池に小さなカモがいます。

まるでカルガモの子どもか?というような小さなカモですが、れっきとした大人です。名前は「カイツブリ」。
たぶん名前くらいは聞いたことがあるという方も多いのではないかと思います。
このカモには特技があります。

潜水です。カイツブリは水にもぐって小魚や昆虫類などの動物性の餌をとります(カモの仲間には、潜水して餌をとる種が結構います)。

もぐった後には波紋が広がるばかり。

しばらく経つと、ちょっと離れた場所にひょっこり現れます。

見ていて飽きません。

昨年の秋ぐらいから、ここにいるのに気付いていたのですが、他所に移動する様子がありません。
よほどこの場所が気に入ってしまったのでしょうか。今日もひょこひょこ首をうごかす独特の動作をしながら、池をのんきに泳ぎまわっていました。(学芸班 木村)

※この記事を掲載後「カイツブリはカモとは違う分類群なので、文章がおかしいのでは」というご指摘をいただきました。おっしゃるとおりで、単に「カモのような形をした水鳥」くらいの意味で「カモ」という単語を使っています。そのつもりでお読みいただければと思います。
この一件で、自分が得意な生物(クモ類)以外では、うっかりこういう不用意なことをやってしまうという事を改めて自覚しました。以後、気をつけなければと自戒しています。(木村)

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