8分19秒の彼方から

昨日今日と、梅雨明けしたかのような日ざしの暑い日が続いていますが、この日ざしの大元、太陽には今、大きな黒点群が発生しています。
晴れている日には、博物館の太陽望遠鏡で太陽を観察しています。
白色光では太陽の光球を観察でき、全体像ではこんな感じです。
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黒点群を拡大してみると、真っ黒な“暗部”と、暗部を取り囲む“半暗部”がはっきりわかります。
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また、特殊なフィルターを通して見たHα(エイチ・アルファ)像では、彩層(=光球を包む薄い層)の部分を観察できます。
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拡大してみると、黒点の他に、ダークフィラメント(うっすらと暗い紐状の部分)なども確認できます。
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昨日はフレアという爆発現象も現れました。大きな黒点の脇にある白い部分です。
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天気が良ければ、博物館の天文展示室で太陽のライブ映像をお楽しみいただけます。
また、sagapon tv でも太陽のすがたを配信していますので、ぜひご覧ください。
刻々と変化する太陽のすがたは、本当に不思議ですよ。
あっ、そうそう…
今見ている太陽は8分19秒前の太陽のすがたなんですよ。ご存じでしたか?
私たちが見上げる空には、太陽よりもずっとずぅ~っとはるか遠く離れたところで絶え間なく光り輝いている無数の星々。数年~数千年という時空を旅してきたかけがえのないその光。
天の川が見える星空をいつかまた見上げてみたいものです。(あれ?話しがそれてしまったような…)
(天文担当 有本)

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