カイコは順調に食べ続け、大きさも6.5センチほどになりました。もう少し大きくなり、おそらく、明後日くらいに、早い個体は繭を作り始めるものと思われます。
5齢になってからの体つきの変化は目を見張るものがあります。毎日観察している職員なども、改めてその成長の早さに驚いています。
繭を作り始める「熟蚕」になると、それまでまったく逃げたり動き回ったりしなかったカイコが、繭を作る場所をもとめてウロウロと動き出します。そのため、養蚕のクライマックスと言える劇的な時期なのですが、残念ながら展示できません。
まぶし(カイコが繭をつくるために入る部屋)に入って以降、まゆが出来上がるまでは、このブログのみでのご紹介となります。
(生物担当学芸員 秋山)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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