野みちの春、その2

先日、調査で訪れた県内某所の野みちにちょっとやり残したことがあったので、休館日でしたが、今日も行ってみました。
昨日とは打って変わって穏やかな春の陽気に、テングチョウが元気に飛び回っていました。

成虫のまま越冬して早春から飛び回るので、このチョウを見ると春を実感できます。
水田の脇にはたくさんのセリ。食べ頃ですね。ちょっとつまむと、春の香りがあたりに漂いました。

セリの葉の上を、ナナホシテントウがせわしなく歩き回っていました。

用水の底にいたイモリ。水温も高くなってきたのでしょう。

小鳥たちを観察していたら突然鋭い声を発して飛び去りました。上空低いところをオオタカが飛んだのです。

でも、盛んに2羽が鳴き交わしながら飛んでいたので、小鳥どころではなく、繁殖期の始まりのようです。
今日も春を満喫しました。
(生物担当学芸員 秋山)

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