毎年この時期の楽しみのひとつ、今日は麻布大学野生動物学研究室の卒論・修論発表会が行われました。
高槻成紀教授をトップとして、あくまでもフィールドワークにこだわりを持って研究を展開しています。私はこの研究室のファンを自認し、成果発表の場であるこの発表会を何よりも楽しみにしています。学生さんたちの発表からは、フィールドワーカーとしての素直でシンプルな発想を学術研究へと昇華させる熱意と教育の充実を感じます。休憩時間も、質問者と熱心なディスカッションがあちこちで行われています。
高槻先生は今年度で退官となりますが、野生動物の生き様を、野外で広い視点から把握しようとする理念は、今後も受け継がれていくはずです。発表者と教官のみなさんとの記念撮影です。
研究室の風通しの良さと、指導教官と学生さんたちの信頼関係の強さを感じられる気持ちの良い一日でした。
(生物担当学芸員 秋山)