不穏な雲

今日は地表付近の温度が高めだったところへ、上空は強い冬型となり、寒気が入ってきました。そういう日は積乱雲ができやすく、空が荒れます。
久しぶりの晴天で迎えた朝から、昼頃には急に空が暗くなりました。暗くなるとはつまり、低い空から雲がどんどん上へ積み重なってできている証拠です。案の定、あちらこちらでひょうなどが記録されました。荒天が収まってから屋上に出てみると・・

東の方角はまだ雨が降っているようです。縦筋は降水です。
西の方も一部に降水。でも、高い空の雲は白く光っています。

厚い雲の下面は暗く灰色、上の方で太陽の光を反射しているところは白く輝きます。

不穏な雲は、その下で雷雨や暴風雨、最悪の場合は竜巻などが起きる可能性があります。こんな時、ちょっと不謹慎ではありますが、雲観察をする上ではダイナミックな気象変化を目の当たりにすることになり、なんとも言えず気持ちが高ぶります。
(生物担当学芸員 秋山)

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