歩けば春に当たる

この季節、ただ歩いているだけで、春に遭遇します。今日は緑区某所へ、来年度から本格的に始まるやもしれない絶滅危惧植物の保全研究の現場へ、下見と地主さんへのご挨拶に出かけました。展示の準備など日程的にちょっときつかったのですが、無理をして出たかいがありました。

チョウジザクラが満開。低地の植栽のサクラよりも一足早く咲く可憐な花です。
そして、キクザキイチゲも咲き始めていました。早春植物のトップバッターですね。

まだ咲いていないと思っていたオカオグルマも。

少し足をのばした休耕田には、ヤマアカガエルの卵塊やオタマジャクシがわんさかいました。まだゼリーにしがみついて離れたくなさそうなふ化直後のオタマです。

尾芽胚期(いわゆるダルマ胚)の卵も。産卵から4、5日程度でしょうか。水温がまだ冷たいので、これでもゆっくりな方ですが、わずかな期間で尾芽胚期、オタマジャクシへと成長します。生命の神秘ですね。

まだまだ春を見つけてきたのですが、載せきれないのでまた後日・・。
(生物担当学芸員 秋山)

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