勝坂遺跡でクモ観察

今日は博物館と同じ教育委員会に所属する文化財保護課主催の「勝坂を学ぼう! 勝坂の生き物観察~照葉樹林や谷戸田のクモ類を中心に~」の講師をしてきました。
会場は国指定史跡の勝坂遺跡です。
勝坂観察1s
勝坂遺跡がある場所は、5haにも満たない範囲に、草地、樹林、湿地、耕作地といった異なる環境がコンパクトに集まった環境で、生き物にとっては大変よい場所。
水辺を歩いていると、すぐ近くをオニヤンマがとおり過ぎたり、ハグロトンボがメタリックブルーにきらめきながら乱舞しています。
猛暑に加え、林内では蚊の猛攻撃を受けながらの観察会でしたが、クモの観察は皆さん初だったらしく、たくさんの質問をいただきながらの観察となりました。
勝坂観察2s
小さなお子様にはちょっと難しかったかもしれませんが、虫とり網や虫かごを持って、トンボ、バッタ、アマガエルを追いかけて、満足の様子。
大人の皆さんは普段あまり気にしていけれども、そのつもりになって探せばいろいろな種類のクモがいる事にびっくりした方も多いようです。そう思っていただければこの観察会は成功。参加者数が20人を超えていたので、レクチャーしながらの観察はちょっと難しかったのですが、皆さんの好奇心に支えられて、楽しく実施する事ができました。(学芸班 木村)

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