今年度も始動!自然環境観察員

相模原市環境情報センターが主催する自然環境観察員制度の今年度第1回セミナーが同センターで開かれました。
セミナーは午後からでしたが、午前中に前年度の花ごよみ調査の考察会が行われました。私は調査には1回しか参加していませんが、オブザーバーとして同席させていただきました。

毎月15日にセンターに集まって周辺植物の開花状況を調べる調査で、昨年度で3年目。今年度も4月15日から実施するそうです。花は何月に多く咲くのかといった全体的なことや、一年中咲いている花、限られたシーズンだけ咲く花、そして、記録から見えてくる市街地の植物の生態など、興味深い事実が見えてきました。こうして調査に携わったみなさんと調査成果について話合うのはとても楽しいですね。
お昼休みには桜通りで満開のソメイヨシノの下に。桜吹雪を楽しみました。

午後はセミナー本番。市民参加調査の意義や楽しさ、その成果が意味することなどについてお話ししました。

とにかく、楽しみながら、助け合いながら取り組むのが市民参加調査の一番大切なところです。今年は制度が始まってなんと15年目!これだけの期間、継続している事例はなかなかありません。今年は全体テーマとしてダンゴムシ調査が計画されています。どんな結果が出るか、今から楽しみです。
(生物担当学芸員 秋山)

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