植物の野外調査、ちょっと遠征

今日は丹沢のとある場所へ、神奈川が誇る県固有種の撮影に行きました。自生地は市内ではありませんが、県内の植物相を把握するうえで、欠かせない1種なのです。
今回も、相模原植物調査会の有志健脚組と一緒です。
まずは沢筋から一気に尾根へ上がる荒れた急斜面を登ります。
IMG_9465.jpg
途中、じつにいい顔をしたアズマヒキガエルが出迎えてくれます。なんという渋さ!いぶし銀の表情です!
IMG_9472.jpg
尾根に上がると今度は鎖場。丹沢らしいハードな行程です。
IMG_9522.jpg
そして、今日の目的である、サガミジョウロウホトトギス。今年はものすごく花付きの良い年で、小さな株から大株まで、まんべんなく開花していました。きらびやかで高貴な花です。
DSC_5994.jpg
稜線近くでは、ビランジも花盛り。すばらしい色合いです。
DSC_6030.jpg
そしてやっぱり、高所で見る雲はすばらしい!雲の誕生から成長を、手の届きそうな位置で見られるのが登山の楽しみのひとつでもあります!
IMG_9501.jpg
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと パーマリンク