ギンメッキゴミグモは、体長が、メス 4-7mm、オス 3-4mmと、小さなクモです。林の縁などで、目の細かい垂直の円網を張っています。その名の通り、腹部背面が銀色をしています。似た仲間が何種かいますが、住宅地や平地ではこの種がもっとも普通に見られます。
ギンメッキゴミグモのメス。銀色と黒の比率に結構バリエーションがあるのですが、これは典型的なタイプ。網に「かくれ帯」もちょびっとついてます。
さて、以前マルゴミグモについてのブログで「水平円網を張るクモは普通、網の下にぶら下がる」と書きましたが、垂直円網を張るクモの場合は何か規則性があるでしょうか?
実は、ほとんどのクモは頭を下にしています。それに対し、ギンメッキゴミグモの仲間は、頭を上にしています。この事は、網の形にも関係があって、頭の向いている側の方が、お尻を向けている側よりやや長い、という研究結果もあります。
今度クモの網を見かけたら、そんな事を気にしてみても面白いのではないでしょうか。
ところで、これは「水平円網を張って、網の上に乗っている」はずのマルゴミグモ。なんと、ほとんど垂直に網を張っています。面白いので写真を撮りました。こんなふうに、生き物を見ていると「何にでも例外がある」事をしょっちゅう思い知らされます。
因みに、どちらかというと網の「上に乗って」いますし、頭は下向きです。そこは例外的でなかったようです。(学芸班 木村)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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