本日4月30日、相模原市立博物館は休館日(祝日の翌平日)ですのでお間違えのないようお願いします!
というお知らせだけでは芸が無いので・・。昨日、用事で相模川の河原にいると、目の前をせわしなく小鳥が行き来しています。
セグロセキレイです。この写真ではあまりわかりませんが、名前の通り背中が黒い。
直後、別のセキレイが飛んできました。
こんどはハクセキレイです。
あれ?名前はハク(白)なのに、あんまり白くありません。セグロセキレイとよく似ています。何がハクなのかというと、あえて言えば顔が白いということでしょうか。
ハクセキレイは羽色に個体差の大きい鳥で、別の個体が飛んだところの写真です。
まあ、ハクセキレイという名も納得できる感じもします。
そもそも生きものの名前って人間が便宜的に付けているから、結構適当なのかな・・?
アオサギです。ぜんぜん青くない。あえて言えば、青灰色というところでしょうか。ただし、やまと言葉では「あお」は白から黒にかけて広く寒色系の色全体を指すようなので、間違いではありません。むしろ、正確に色を表していると言えるでしょう。
そういえばアオダイショウも青くなくて、むしろ黄緑がかった灰色です。(抵抗のある方が多いと思うので、胴体のウロコだけの写真です)
これもおかしくありません。古語で青色は黄色味の入った萌葱(もえぎ)色を指す高貴な色名です。
あれ?結構正確に名前が付けられていますね。むしろ色の認識や定義が時代によって変化しているのかもしれません。
(生物担当学芸員 秋山)