たまには海辺の鳥を

今日は休館日でしたが、あまりにも気持ちのよいお天気だったのでつい鳥を見にでかけてしまいました。海辺の鳥を見たくて相模川の河口へ行こうかとおもいながら、ふと、開発問題に揺れるあの現場を見ておかなくてはと思い、こちらへ・・。

多摩川河口です。羽田空港への連絡道路を追加するためにここへ橋が架けられる計画が持ち上がっているのです。東京湾に残る貴重な自然への影響を考慮して消えかけた計画が、東京オリンピック開催決定を契機に再浮上したのです。

干潮時間が近づくと干潟が現れて、春の渡りシーズンということでチュウシャクシギがカニを狙って飛来しました。
キアシシギやソリハシシギもせわしなく動き回って採食していました。

コアジサシもキリキリと鳴きながら飛び交っていました。

堤防脇の芝生では、ムクドリが日光浴。

絶え間なく飛び交う飛行機をバックに、渡り鳥たちの中継地点としてかけがえのない自然の姿を眺めながらいろいろと考えさせられる休日となりました。
(生物担当学芸員 秋山)

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