今日は台風が過ぎ去った好天をがっちりゲットして、緑区城山湖方面へ相模原植物調査会のみなさんと照葉樹の調査へ行きました。新緑からもう若葉の季節。ウラジロノキの鮮烈なみどりが逆光に映えます。
遠目には小さすぎて目立たないけど、ズームアップして見るととてもかわいらしいコゴメウツギの花。
シロシタホタルガのイモムシがいました。調査会のメンバーが「ハーモニカみたい」。なるほど!
城山湖から町田市の大戸方面へ下りてちょっと時間があったので、大戸沢の方へ足をのばしました。ジャケツイバラが満開で、一幅の屏風絵を見ているような気分になりました。
山道を歩いていたら、立枯れたアカマツの幹に栗饅頭が。
いえいえ、正体はヒトクチタケ。枯れたマツに生えるキノコです。
朽ちながら森の養分となっていくアカマツ。潔さすら感じさせる枯れ姿です。
一日中空気が澄んでいて、とても気持ちのよい調査となりました。
(生物担当学芸員 秋山)