今日、カイコの卵をチェックしてみると・・
ふ化が始まっていました。
でも、慌ててクワをあげたりしてはいけません。育てる卵のほとんどがふ化するのを待たないと、生育段階がばらついてしまいます。
夕方まで待ち、ほぼ出そろったのを見届けました。そして、枝の上の方についている、太陽光をたっぷりと浴びて瑞々しく開いたクワの葉を刻んで与えます。いよいよ、掃き立てです。
クワの葉を置くと、それまでおとなしく卵の殻の上に乗っていたカイコがぞくぞくと葉へと向かっていきます。誰に教わるでもないのに・・、不思議なこの瞬間がとても好きです。
それでもちょっと離れた場所にいるカイコは、絵筆の先につけて移してあげます。羽ではないけれど、やっぱり掃き立ての雰囲気があります。
これから毎日のように、カイコの成長のようすをアップしていくことになると思います!
(生物担当学芸員 秋山)