カイコは掃き立てから3日目となりました。もういっぱしのカイコのカタチに!なんとも早いですね。
そろそろ眠(脱皮前の動かなくなる期間)に入った個体もいるようです。明日後半から明後日にかけて、2齢に脱皮しはじめそうです。
ところで今日、クワの葉を取りに博物館駐車場のフェンス際に行くと、クワの中にこんな木が紛れ込んで伸びていました。
おわかりになりますか?クワとそっくりな葉ですが、ちょっと濃い目の葉がまんなかあたりにあります。
この木はクワに近縁のヒメコウゾ(クワ科)とい種類の木です。同じような場所に生えて、しかもそっくりな葉です。ちょっと違うのは、片側だけ切れ込みが入る葉がところどころに見られるところです。
色も少し濃くて、さわるとクワよりもざらっとした感じがします。
普段から植物に見慣れていないとちょっと難しいかもしれません。でも、カイコにあげてみるとすぐにわかります。ちょっとかじりつくのですが、すぐに食べなくなってしまいます。
こんなところに生えてしまって紛らわしいといよりも、クワの葉に当たる日光の量が減るので、かわいそうですがあとで伐採してしまおうと思います。
(生物担当学芸員 秋山)