カイコ5日目 クワの葉の白いもじゃもじゃ

掃き立て5日目のカイコのほとんどが今、眠に入っています。もうすぐ脱皮して2齢となります。1眠の写真はあまりおもしろくないので載せませんが・・さて、この時期、クワの葉をとろうと木に近づくとなにやら白いもじゃもじゃがついていることがよくあります。

毎年恒例のご登場となりますが・・・

さらにズームアップ!

クワキジラミです。キジラミと言っても、カメムシ目の昆虫です。葉の汁を吸って生活するため、養蚕農家にとってはあきらかに害虫です。博物館でも、見つけるとなるべく地面に落としておきます。
でも、このなかまの虫ってどうも憎めない・・。なんでこんな白いもじゃもじゃをつけてるのだろう?と考え始めるとなんとなくいじらしくなってしまいます。
ちなみにこのもじゃもじゃは幼虫だけがつけていて、おしりから出すロウ物質でできているため、ちょっと触るとすぐにとれてしまいます。
(生物担当学芸員 秋山)

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