まどいの季節(クモ)

1月20日の記事で紹介したジョロウグモの卵のう、無事に孵化したようで、子グモが出のうしていました。

卵のうの中で1回脱皮してから出てくるので、それなりにしっかりした姿をしていますが、まだ体長は2mmあるかないかです。
こうして出のうした子グモが1箇所に固まっている状態を「まどい」と言います(写真は個体数が少なくてちょっとさびしいですが)。これに息を吹きかけたりすると、子グモが一斉に逃げようとするので「くもの子を散らす」とはこの事に違いない、と思えます。
昨年は博物館のまわりにジョロウグモが結構いたので、これから5月下旬にかけて、いくつもまどいが見られるかもしれません。この卵のうのように、木の幹以外に産み付けられたものは他にないか、ちょっと注意してみたいと思います。
タイトルは、昔の歌謡曲みたいで語呂が良いのでつけました。(学芸班 木村)

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