今日は相模原植物調査会のみなさんと緑区某所の山林へ調査に行きました。真夏日でしたが、林内は風も通って気持ちの良い晩春の調査となりました。
尾根沿いに残された自然林は、木性つる植物の宝庫です。冗談みたいなジャケツイバラの大木です。
なんと!県内では正式な分布記録がここにしかない珍種、ムヨウランです。
菌従属栄養植物(いわゆる腐生植物)のランなので、緑色の部分がまったく無く、もちろん葉は退化して痕跡しかありません。
帰りに林縁で見たニガイチゴ。
キイチゴとしてはちょっとマイナーですが、しっかり甘くて季節の味です。
(生物担当学芸員 秋山)