以前紹介したアオオニグモ。5月23日を最後に姿を見なくなったのですが、実はその時、網を張らずに葉を巻いたものの近くに寄り添うようにしていたのが印象的でした。
もしかしてこの中に卵のうがあるのでは…と思っていたのですが、果たして今日、その場所に行ってみると…
お、これは!
間違いありません。もう出のうしていました。体長1mm程度ですが、腹部腹面の深い緑色は成体と同じです。
1匹だけご同行いただき、モデル撮影。
背面の模様は成体とだいぶ違います。
親グモがあまり移動せずにいてくれたので、アオオニグモが卵のうをつくる場所、ふ化までのおよその日数、幼体の斑紋という情報を得ることができました。身近な場所で定点観察ができると、色々な事がわかってよいですね。(学芸班 木村)